ようこそ、わが宮殿へ
リヒテンシュタイン
華麗なる侯爵家の秘宝
at 国立新美術館
行ってきました。
すばらしいっ!
今回のお気に入りはこちら。
エリザベート・ヴィジェ=ルブラン
『虹の女神イリスとしてのカロリーネ・リヒテンシュタイン侯爵夫人(旧姓マンデルシャイト女伯)』1793年
フランス革命以前、王妃マリー=アントワネットの公式画家としてすでに有名だったルブランが、革命から逃れるため各国に行き、ウィーン滞在中にアイロス1世に依頼されて描いたものです。アイロス1世の侯妃カロリーヌがあまりにきれいだったため『侯妃はとっても愛らしいお顔だから、虹の女神として描くことに決めました!』と描いた絵は、女神なんだからと素足。
この絵が飾られたとき、身分の高い侯爵家の人が素足だなんて...と周囲の人はびっくり!でしたが、ウィットにとんだ侯爵は、絵の下に靴をおき「この絵から滑り落ちたんですよ!」と説明したとか...
いいでしょ?このお話。
ペーテル・パウル・ルーベンス
『果物籠を持つサテュロスと召使いの娘』1615年頃
今回のルーベンスの作品たち、今までのルーベンスのイメージをちょっと変えられました。
ってゆーか、ルーベンスも悪魔(!)描くのね...と思ったら、サテュロスってギリシャ神話に登場する半人半獣の自然の精霊だって。なんで角があるの?
アンソニー・ヴァン・ダイク
『マリア・デ・タシスの肖像』1629/30年頃
うわーっ。ヴァン・ダイクに肖像画を描いてもらうなんてなんて贅沢!!
彼女はアントワープの郵便事業主の娘です。
世界初の郵便事業でヨーロッパではかなりの地位のご家庭だったそうです。
今回、マリア・デ・タシスがつけているクロスのネックレスが再現されておりました。
ついつい購入!
好きなのよね...こういうの♡