清乾隆19年(1754年)に福建安渓から台湾に渡って来た林欽明の四男、林志能は商才にたけ、その財力で現在の台北市大安区四維路141號に建てた屋敷が、林安泰古昔。
1978年、敦化南路の拡張のため、解体されることになったが、専門家と科学者の勧告と努力によって移築に成功!
現在は一般公開されている。
花瓶の形の枠景。
絵のように風景を切りとって楽しむための門や窓。
花瓶の他に、縁起のいい、コウモリや蝶などの枠景もあります!
両前樓、随月閣、映月大池。
美人椅子。
伝統的な造園に欠かせない腰掛けのひとつ。欄干と椅子を一体化させたもので、通常山頂や水辺、休憩所などに置かれています。背もたれが緩やかにカーブしており、「欄干によりかかるようなゆったりさ」ながら美しい姿勢で座れることから『美人靠』(美人がもたれるイス)とよばれます。
というわけで座ってみました〜。
へへっ!
こちらが四号院作りの母屋。
一部屋一部屋は大きくないですが、柱や壁、扉などの繊細な細工はすばらしいです。
縁起がよく、子孫が代々繁栄し続けるよう願いを込めた、彫刻など、意味を知ってみるとおもしろいです。
これは、鳳凰、牡丹、麒麟という、鳥、花、獣のそれぞれ一番のものの図柄。
すべて一番のものをモチーフにすることで、この家の繁栄を願っています。